HAYABUSA’s mask history
全世界のプロレスラーに多大なる影響を及ぼしたハヤブサ。
“マスク+ペイント”という、それまでに類を見ないスタイルは本人のデザインによるものだ。
当時、一介の若手選手であった素顔の江崎英治がマスクを覆るきっかけは、メキシコへの海外武者修業が決まったことだった。
「せっかく海外に武者修業へ行くのだから、メキシコにいる間は日本ではできないマスクマンになってみよう!」
もともとマスクマンへの願望は無かったが、そう思い立つと巡業中の移動中のバスの中でメモ用紙にデザインを描き起こした。
モチーフとなったのは変身ヒーロー『変身忍者 嵐』 (東映の特撮テレビ時代劇)。
ペイントに関しては当初、オリエンタルなキャラクターを連想させるために「つり目」に見えるよう眼の下に黒い線を引いたのみ。途中から歌舞伎の隈取りをモチーフにして最終デザインが出来上がった。
ハヤブサのオフィシャルマスクは現在、初代タイガーマスク、ドラゴン・キッド(DRAGONGATE)等のマスク制作を手掛ける プロレス・マスク・ワールド の中村ユキヒロ氏によるYN製。
生前、ハヤブサは自虐ネタとして自らを「世界一、自覚のないマスクマン」と称していたが、その一方で「自身が一番のハヤブサのファン」とも謳っていた。
中村氏との二人三脚で晩年の唯一無二のスタイリッシュなマスクが制作されていった。
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※2024年9月現在、ハヤブサのマスクは一般販売を行なっておりません。
隼計画とハヤブサマスクのライセンス契約はプロレス・マスク・ワールド 社のみです。
従いまして、営利目的でのハヤブサマスクの製造・複製は、試合用、レプリカにかかわらず原則的に許諾をしておりません。
稀にオークション等で高値での販売の報告が寄せられていますが、オフィシャル商品ではございません。
類似品にはくれぐれもご注意下さい。