LIVE&UTAGE〝ハヤブサと呑む〟HISTORY

ハヤブサがこよなく愛した街・東京都大田区蒲田。
JR蒲田駅東口を背に、その蒲田の喧騒をくぐり抜けると、ひっそりと佇む一軒の焼き鳥屋「串猿」の暖簾が揺れる。

今ではハヤブサファンの間で〝聖地〟と化し、
日本全国、そして海外からもハヤブサフリークが訪れる様になった「串猿」。

ハヤブサがプライベートで足繁く通い、毎晩の様に一人で晩酌を楽しんでいた「串猿」が2008年に開店一周年を迎える際、お祝いに何かお返し出来ないかと考えたハヤブサは、自身のライヴの開催を提案。

6月23日に記念すべき第1回目の「ハヤブサと呑む 改」を開催。

〝LIVE&UTAGE〟とサブタイトルが題されたアコースティックイベントは、ミュージックチャージに1drink+1串付きという焼き鳥屋でのイベントならではのユニークな企画とアットホームなライヴ空間、そして食通のハヤブサが愛した、店主・川村将刀が備長炭で丁寧に一本一本焼き上げる極上の焼き鳥が話題を呼び、後にマンスリーイベントとなる。

イベント名「ハヤブサと呑む」の由来は、かつて北海道・札幌に存在したプロレスバー「すすきのコロシアム」にて、ハヤブサがFMW時代に開催した自身のファンイベントの名称から。
DRAGONGATEに籍を置くサポートギタリストの YATSUKA が巡業で「すすきのコロシアム」を訪れた際、そのイベントのフライヤーを偶然目にしたのを思い出し、ハヤブサにタイトルの引用を提案。
後にリリースする自身の1stアルバムのタイトルにも採用する程、ハヤブサにとっても思い入れのある称号となる。

2009年8月3日開催の「ハヤブサと呑む 改 vol.12」にもう一人のサポートギタリストとして、村田雅和 が初参加。
最終ラインナップが揃う。

村田雅和(L)、ハヤブサ、YATSUKA(R)

余談ではあるが、「ハヤブサと呑む」はその名の通り、ハヤブサの粋な計らいにより、当日のリハーサルの段階からメンバー&スタッフに生ビールが振る舞われた。

そんな中、当日のリハーサルもさる事ながら、幾多の新曲の制作もその場で行われた。
ハヤブサが鼻歌で持ち込んだメロディに2人のギタリストがコードを付け、楽曲を完成させていく。
その瞬間、〝焼き鳥店 串猿〟は〝スタジオ 串猿〟に変貌を遂げていた。
これらの事は今まで公にはされていなかったが、ハヤブサの楽曲にお酒にまつわる詩が多いのも納得出来るのではないであろうか。

その後足掛け8年、〝UTAGE〟はハヤブサが産み出す幾多の名曲と共に順調に回数を重ねた。

そして、90回目の開催を4日後に控えた2016年3月3日、突然ハヤブサが天国へと旅立つ。

誰もがイベントの中止を案ずる中、迎えた3月7日。
センターにハヤブサのマイクスタンドを立て、YATSUKAと村田雅和がノンヴォーカルでの演奏。
串猿が観客の大合唱に包まれる。

不死鳥が羽ばたき悲しみに暮れる中、vol.90での〝UTAGE終焉〟が過ぎるも、翌々月にハヤブサの盟友でシンガーソングライターの みのや雅彦 を迎え「ハヤブサと呑む vol.91」が開催。

村田雅和(L)、みのや雅彦、YATSUKA(R)

ハヤブサ、そしてメンバーの目標であったvol.100に向け、ハヤブサの意志を引き継いだ みのや雅彦, YATSUKA, 村田雅和の3人と、ハヤブサとの4人体制でのliveが幕を開ける。

そして、一周忌にあたる2017年3月3日、「ハヤブサと呑む vol.100」開催。

〝UTAGE〟は〝不死鳥伝説〟となる…。


2024年11月12日
〝UTAGE〟は7年ぶりに奇跡の復活を果たす。

“Fight with Dream” goes on…

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ハヤブサと呑む vol.102
2025年1月7日(火)開催決定!
皆様のご来場お待ちしております。